大きめの猫のトイレ選び — 実寸から考える
体格が大きい猫では、トイレのサイズが合わないと使われないことがあります。ただ、商品ページの「サイズ」は外寸だけの表記もあれば内寸まで書かれているものもあり、そのままでは比べにくいのが実情です。ここでは掲載商品の公表寸法を並べて、どこを見れば候補が絞れるかを整理します。
大きめの猫ではトイレのどこの寸法を見るか
商品ページに書かれた「サイズ」が、外寸なのか内側の寸法なのかは商品によって違います。猫が使う広さに関わるのは内側なので、外寸だけを見て比べると、実際の使い勝手と食い違うことがあります。まず、数値を役割ごとに分けておきます。
- 外寸
- 置き場所に収まるかを判断する数値です。奥行と高さは、壁や家具との位置関係で効いてきます。
- 内寸
- 猫が向きを変えたり砂をかいたりする広さに関わります。公表している商品と、していない商品があります。
- 入口の高さ・入口サイズ
- またぐ高さ、または上から入る形の開口の大きさです。出入りのしやすさに関わります。
- 適応体重
- メーカーが示している場合にだけ確認できる数値です。示されていない商品では、この項目からは判断できません。
掲載商品の実寸を並べて比べる
Nekopitta に掲載している猫トイレ5点について、メーカー公式ページで確認できた寸法を並べます。公表されていない項目は「公表なし」としています。単位や表記の並びもメーカーごとに違うため、公式表記のまま載せています。
| タイプ | 公式表記の本体サイズ | 内寸・入口・適応体重 |
|---|---|---|
| 大型向けのシステムトイレ | 約75cm×約26cm×約42cm(幅が約75cm) | 入口の高さ 約13.5cm/内寸・適応体重は公表なし |
| 大型向けの箱型 | 幅749×奥行460×高さ410mm | 内寸 約622×352mm/床から入口まで 約170mm/適応体重は公表なし |
| シンプルなオープン型 | 幅557×奥行452×高さ160mm | 内寸・入口・適応体重は公表なし |
| システムトイレ(オープン) | 約40cm×約26cm×約55cm | 入口の高さ 約13.5cm/内寸・適応体重は公表なし |
| 上から入るタイプ | 幅410×奥行530×高さ370mm | 入口サイズ 約230×265mm/適応体重 約8kg以下/内寸は公表なし |
メーカーが大型の猫や多頭飼い向けとして案内しているのは、幅が約75cmのシステムトイレと、幅749mmの箱型の2点です。残りの3点は、その位置づけでは案内されていません。同じ「大きい」でも、幅が約75cmと約55cmでは置き場所の条件がかなり変わります。
大きめの猫・成長中の猫で確認したいポイント
体重や体長から必要なトイレの寸法を決める基準を、Nekopitta では独自に作っていません。メーカーが数値を示している場合はその値を確認し、示されていない場合は、猫が中で向きを変えられるかどうかを実物で見る形になります。
- 適応体重の表記がある商品では、その値と猫の体重を照らします(掲載商品では約8kg以下と示されているものがあります)
- 成長途中の猫では、いまの体格ではなく先を見て選ぶという考え方があります
- またぐ高さや床からの段差は、掲載商品では約13.5cm、約170mmといった値が公表されています
- 上から入る形は、入口サイズ(掲載商品では約230×265mm)で開口の大きさを確認します
- いま使っているトイレで、体がはみ出す・縁に乗るといった様子がないかを見ておきます
置き場所に収まるかを先に測る
外寸が置き場所に収まっても、掃除や砂の入れ替えができない配置になることがあります。必要な余白を数値で示すことはしませんが、確認する項目は整理できます。幅が70cm台になると、置ける場所は限られてきます。
- 本体の外寸に加えて、引き出しやカバーを開ける向きと、そのために必要な距離
- スコップや消耗品の置き場所(掲載商品には専用チップと専用シートを使うものがあります)
- 壁や家具との間に、掃除のとき手を入れられる隙間があるか
- 猫が入って出るときの通り道が、家具でふさがっていないか
- 本体の重量(掲載商品では約1.8kgと公表されているものがあります)。動かして掃除するかで効いてきます
多頭飼いで大きなトイレを置くときに確認すること
頭数に対して何個用意するかという考え方は、猫トイレ全般の記事にまとめています。ここでは、大きめのトイレを複数置く場合の寸法の話に絞ります。
- 幅約75cmのものを2つ並べると、合計で1.5m前後の幅になります。離して置く前提なら、置き場所を2か所分確認します
- メーカーが多頭飼い向けと案内している商品でも、用意する個数はその商品のサイズとは別に検討することになります
- サイズの違うトイレを混ぜて置く場合、猫がどれを使うかは実際に見て判断することになります
- 消耗品が専用の商品では、個数が増えるほど用意する量も増えます